「記憶」で世界をおもしろくする

データ社会支えるキオクシア「技術素養」が革新を生み出す原動力に

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日経電子版広告特集にて掲載

「記憶」で世界をおもしろくする、をミッションに掲げる半導体大手、キオクシア(旧東芝メモリ)。同社が発明したフラッシュメモリは、スマートフォンやパソコン、自動車や家電機器はもちろん、膨大なデータを蓄積するクラウドコンピューティングなど様々な分野で必要不可欠なものになっている。情報化社会の基盤となるデバイスで世界をリードする同社を支えるのは、高い専門性を持つ技術者だが、その採用方針には培った専門性だけではなく、幅広い視野で未来を切り開く「技術素養」と呼ぶ独自の概念が存在する。技術者の活躍とともに、AI技術によって製造現場での高い生産性を実現するなど、キオクシアは今まさに一歩先の技術革新を生みだし続けている。同社の中堅と若手社員2人に聞いた。

物作りへの情熱、入社後もいかす

甲藤 仁美さん
甲藤 仁美さん
SSD事業部 SSD応用技術部
2016年入社、大学学部・大学院修士では
情報科学コースでマイクロコンピューターを使用したデバイス制作を研究

── まずは入社までの簡単な自己紹介と現在、取り組んでおられる仕事の中身について教えて下さい。

甲藤 大学院は理学専攻で、日常生活を豊かにするために人と機械をつなぐ「ヒューマンコンピューターインタラクション」を中心に学びました。小さい頃から、モノづくりやコンピューターに興味があり、就職説明会の場で聞いた大学OGの方のお話をきっかけに、5年前、当時の東芝に入社しました。SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)は、半導体メモリを使った記憶媒体です。私は、PCの仕組みに興味を持っていたこと、そして「人」に関わる仕事がしたいという思いから、SSDの技術マーケティングという仕事を担当しています。具体的には、SSDの採用をご検討いただいているPCメーカーのお客さまとともに製品の仕様を決めたり、技術的なご質問にお答えする仕事をしています。

出口 淳さん
出口 淳さん
メモリ技術研究所 システム技術研究開発センター 主査
2006年入社、大学学部・大学院修士では機械知能工学を専攻、
博士課程ではバイオロボティクスを専攻し埋め込み型人工網膜を研究

出口 私も当時の東芝に入社後、現在に至り、社歴は14年になります。今取り組んでいるのはディープラーニング(深層学習)に関する研究・技術開発です。四日市工場はフラッシュメモリの一大生産拠点として知られていますが、その工場の技術者と緊密に連携し、工場で日々刻々と生み出される膨大なビッグテータの活用を進めています。例えば製造工程で発生する製品の欠陥を自動的に検出し、欠陥を減らし歩留まりを上げ、生産性を高めるためのディープラーニングのアルゴリズム開発や、関連する先行技術の研究を行っています。

大学院の修士課程では機械知能工学が専攻で、人の「脳」や動きをヒントにモノづくりをする研究室でロボットの「目」を作る研究。博士課程では、医学部と共同で、病気で見えなくなった患者さんの「目」に光センサーを埋め込み、電気で網膜を刺激し、視力を快復させる研究に取り組みました。感染症を防ぐため無線通信の使用を検討していましたが、入社後は無線通信の回路設計を担当しました。その後、スマホのカメラの「目」となるイメージセンサーの仕事に携わりました。その時、MIT(米マサチューセッツ工科大)に留学し、世界最先端の「脳」神経科学の研究室で学ぶ機会を得ました。それは現在行っているディープラーニングの仕事につながっています。新しい分野に挑む際は不安もありましたが、挑戦してみるとどれも楽しく、また当初関係がないと思っていた学生時代の「目」や「脳」に関する学びが、巡り巡って仕事に結びついた時は、不思議な因果を感じました。

専門が違っても深層学習に挑戦、1年で論文も

多くのスマホやパソコンに内蔵されている、キオクシアの記録媒体

── キオクシアには様々なバックグラウンドを持った方がたくさんいると聞いています。実際のところをお聞かせ下さい。

甲藤 とがった人材としては、「パソコンのことなら任せろ」というくらい極めている方がいます。また多様性という観点では外国籍の社員も多く、私のチームの先輩は中国出身ですし、マレーシア出身の同期は日本語も含め5カ国語を話せるという強者です。

出口 うちのチームにも面白い人材がいます。キオクシアが学生向けに開催している1日インターンシッププログラムがあるのですが、そこでAI・ビッグデータに関するワークショップが設けられ、私はキオクシアの先輩社員の一人という立場で参加しました。彼はそこに参加し、昨春入社しました。地球惑星科学が専攻で、半導体やSSDとは無縁の世界で生きてきた彼が、「ディープラーニングを学んでみたい」と熱く語っていたのが印象に残っています。とはいえ未知なる分野なので、不安を抱えていたのは間違いありません。僕は、彼に言いました。技術に対する考え方さえしっかりしていれば、分野が違っても通用する、心配ないよと。入社後、彼はメキメキと頭角をあらわし、1年も経たないうちにディープラーニング関連の学会に論文を投稿するほどに活躍してくれています。

── 今おっしゃられたようなことが、キオクシアの独自概念である「技術素養」ということなのでしょうか?

出口 そうですね。社内には化学、物理をやっていた人もいれば、デバイス、回路そしてアルゴリズム、コンピューターシステムに詳しい人など実に幅広い人材がいます。バックグラウンドは皆違っても、技術者として確固たる「課題解決力」という力があります。新しい技術開発をするうえで大切なのは、その上で、技術がどうあるべきかというしっかりとした考えと、一技術者として何を成し遂げたいのか、そう考える動機や背景は何かを自覚していること、それが「技術素養」です。
僕自身、これまでを振り返り、ロボット工学や脳神経科学、半導体回路設計やディープラーニングまでいろんなことに取り組んできましたが、どの分野においても基本的な考え方は変わっていません。学部レベルで学ぶ数学や物理の基礎と、未知の分野を学ぶ情熱があれば、論文だって読みこなせる。さらに最新の情報に触れていけば、最先端分野の研究開発にだって十分携われるはずです。

甲藤 今の話を聞きながら、改めて私自身の「技術素養」が何なのかに気づきました。入社当時、私は半導体分野に関してはまったくの初心者でしたが、弊社内の技術者教育を通じて、SSDとは何かということを一から学ぶことができました。大学での学習・研究の経験がバックグラウンドにあることで、技術的な領域への理解をもちながら、初対面の人とも簡単に打ち解けられるのが私自身の技術者としての強みだなと思います。今の部署はお客さまと会話し、課題を持ち帰り、社内の技術者と相談することが多く、私の強みを十二分に発揮できます。幅広い技術分野を手がけ間口が大変広い会社なので、たとえ分野は違っても、自分の能力を発揮し活躍できる場は必ずどこかにある。そう思っています。

甲藤 仁美さん
出口 淳さん

データ社会の縁の下の力持ち

── なるほど。社内の雰囲気が伝わってきますね。最後に今後、キオクシアを目指す人たちにメッセージをお願いします。

出口 キオクシアはフラッシュメモリや記憶デバイスを作る会社というイメージが強いですが、実はそのデバイスを使ったSSDもあれば、さらに広いアルゴリズムの研究まで幅広く研究開発を行っています。半導体だけじゃないぞ、という認識を持ってもらえるとうれしいです。

甲藤 皆さんがお持ちのスマホの内部には必ずといっていいほど入っているし、普段何気なくやりとりしているデータの大元で、それを記憶し、クラウドと呼ばれる基盤を構築しているのもメモリ製品です。普段目に触れないのでなかなか気づいてもらえませんが、実は「縁の下の力持ち」として社会を支えているのです。社内はすごくフラットな感じで、誰にも「さん」づけ。だから、とても話しやすい雰囲気です。責任感をもってやり遂げようとする意志があれば、業務改善や新しい研究開発についての提案も社歴に関係なく、オープンに受け入れてもらえます。

出口 僕が今やっている仕事も、チームを作って始めたい、と自ら提案して始まったものです。そして地球惑星科学を専門にしてきた人間が、ディープラーニングのアルゴリズムの研究開発をしていることも、「技術素養」を重視する弊社ならではのユニークな話ではないでしょうか。
日々データが加速度的に蓄積され、ビッグデータをいかに解析し、新たな価値を生み出すかは、社会全体の課題になっています。四日市工場ではAI、ビッグデータを活用し、生産設備の制御を含むさらなる生産自動化が進められています。また「もし今、手塚治虫さんが生きていたらどんな未来を漫画に描くだろう」というテーマを設定し、AI技術と人間の新たなあり方の可能性を探るユニークなプロジェクトもありました。
キオクシアという会社は、半導体の中身を熟知し、ハードからソフトまでお客さまの利用実態を熟知しています。だからこそ、新たなニーズに沿ったソリューションを提案できると思っています。自分自身の仕事そして留学経験からも鑑みると、イノベーションのカギは「意外な発想や新しい考え方ができるかどうか」。そのためにもぜひ「技術素養」を備える人達と一緒に、未来の可能性を広げていきたいですね。

※2021年03月31日~2021年04月30日(広告掲載期間を記載)に日経電子版広告特集にて掲載。掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。

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